痔ろうの症状と原因:心当たりがあれば病院へ!
痔ろうは、細菌の感染によって肛門内が化膿(かのう)し、肛門の内と外がトンネルでつながったものです。
膿のトンネルができる痔ろう
症状
肛門周囲に膿(うみ)がたまった状態を肛門周囲膿瘍(のうよう)といいますが、この状態が進み、膿が外に出てトンネルができた状態になると、痔ろうと呼ばれます。
肛門周囲膿瘍の段階では、化膿によるズキズキした痛み、38〜39℃の高い発熱があります。
たまった膿が出ると症状は楽になりますが、膿のトンネルができているので、その後も膿が出ることがあります。
原因
下痢などによって、歯状線横にある肛門陰窩(いんか)と呼ばれる小さなくぼみに便が入り、便中の大腸菌などの細菌の感染によって化膿することで起こります。普段は、ここに便が入り込むことはないのですが、下痢をしていると入りやすくなります。
動画で見る「痔ろうができるまで」
痔ろうは温めてはダメ!
痔ろうの場合は、患部を温めてはいけません。化膿がさらにひろがって悪化してしまいます。痔ろうの場合は、おしりを冷やすようにしましょう。