痔は大きく分けて3タイプ、男女でなりやすい痔の違い
痔の種類
痔とは、肛門の病気の総称で、主なものは「いぼができる」「切れる」「膿(うみ)が出る」の3つのタイプに分かれます。
痔は大きく分けて3タイプ
❶いぼができる
いぼ痔(痔核)
肛門にいぼができる。
内側のいぼ痔(内痔核)と外側のいぼ痔(外痔核)がある。
❷切れる
きれ痔(裂肛)
肛門の皮膚が切れる。
❸膿が出る
痔ろう
肛門に膿のトンネルができる。
痔の原因
痔の主な原因は、便秘や下痢などで肛門に大きな負担がかかることです。つまり、便秘や下痢になるような生活をしていると、痔になる確率も高くなってしまうというわけです。
痔の発症や再発には、普段の生活習慣が大きく関わっているといえます。
痔の原因となる生活習慣とは?
男女でなりやすい痔が違う?
男性と女性では、なりやすい痔のタイプに若干の違いがあるといわれています。
男女ともに最も多い痔のタイプは「いぼ痔(痔核)」ですが、2番目に多い痔は、男性は「痔ろう」、女性は「きれ痔(裂肛)」となっています。
男性に「痔ろう」が多い原因は不明ですが、女性に「きれ痔(裂肛)」が多いのは、女性には便秘がちな方が多いことが関係しているといわれています。便秘で便が硬くなると、排便の際に肛門の皮膚が切れてしまい、「きれ痔(裂肛)」になることが多いからです。