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「痔」という病気について

痔は、肛門疾患の中では最も多く、一説によると成人の半数以上が患っていると言われるほど、一般的な疾患です。しかし、痔そのものの気づきにくさや、初期の自覚症状の軽さ、受診や相談時の恥ずかしさなどから、何らかの対処をしている人は、4人に1人と言われています。

痔の原因は、主に生活習慣やストレスと言われています。例えばデスクワークの多いオフィスワーカーや車のドライバーなど、長時間座ったままの姿勢でいる人は、肛門部周辺の静脈が圧迫され、血管の集まった部分がうっ血して痔になることがあります。また、食生活の乱れや偏りが原因で便秘や下痢になり、排便時に肛門を傷つけて痔になるケースや、ストレスによって自律神経が乱れ、肛門の血行不良を起こすことで、痔を引き起こすケースもあります。

男女や年齢についても、さまざまな報告がありますが、基本的には誰でも発症する疾患だと認識しておいた方がよいでしょう。

痔にはいぼ痔(痔核)・きれ痔(裂肛)・痔ろうの3種類があり、一番多いのがいぼ痔(痔核)です。 いぼ痔には、肛門の内側にできるもの(内痔核)と外側にできるもの(外痔核)があり、痔の中で最も多いのが、内側にできるいぼ痔と言われています。

1960年~2004年 社会保険中央総合病院・大腸肛門病センター症例
※痔以外の病気を含みます。

この内側のいぼ痔(内痔核)は、他の痔に比べて気づきにくいのが特徴です。症状としては出血がありますが、基本的には痛みを感じにくいため、気づかず過ごしてしまう、また、気づいても放置しがちになります。ただし、放っておくと状態が悪化し、手術が必要になることも。できるだけ早期に対処することが重要です。

痔の対処法としては、まず普段の生活習慣の改善が必要ですが、並行して「市販薬を使う」「病院に行く」という方法があります。ご自身の現在の状態にあった対処を見つけてください。

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